セブンシックス株式会社

ニポウディスク方式とガルバノミラー方式

共焦点レーザー顕微鏡の2通りのスキャン方式を解説する。

共焦点顕微鏡のスキャン方式

ガルバノミラー方式

共焦点レーザー顕微鏡では試料上の一点にビームを集光するが、このビームをラスタースキャンする方式がガルバノミラー方式である。しかし、この方式ではスキャンに時間がかかってしまう。そこでスキャンの高速化のため、次のニポーディスク方式が採用されている。

ニポウディスク方式

ニポウディスク方式

図1 ガルバノミラー方式とニポウディスク方式

ニポウディスクは1984年にPaul Nipkowが開発した。ニポウディスクは回転する機構を持つ円盤で、外から中心にかけて螺旋状に穴が空いている。光をニポウディスクに面照射し、ニポウディスクを回転させることにより面全体をスキャンする。機械的に回転は高速に運動させることができるので、ニポーウディスクではビデオレートで画像を取得することができる。

ニポウディスクを用いた共焦点レーザー顕微鏡

ニポウディスクに穴が空いているだけでは、レーザーを絞るときに損失が大きすぎる。そこで図2のようなシステムの共焦点レーザー顕微鏡が用いられている。

ニポウディスク方式の共焦点レーザー顕微鏡

図2 ニポウディスクを用いた共焦点レーザー顕微鏡のシステム

このシステムではピンホールアレイの真上にマイクロレンズアレイあり、マイクロレンズアレイとピンホールアレイの2つでニポウディスクの働きをする(マイクロレンズアレイの各レンズはピンホールアレイの各穴の上にあり、レーザーは各穴で集光される)。また、ピンホールアレイは共焦点ピンホールを兼ねている。

ニポウディスク方式の共焦点レーザー顕微鏡では光を面で受けることができるので、光検出器にはCCDが一般的に使われている。

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