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FRET (蛍光共鳴エネルギー移動)

蛍光共鳴エネルギー移動(Fluorescence Resonance Energy Transfer:FRET)とは、近接した2個の分子の間で励起エネルギーが、電子の共鳴により直接移動する現象である。ここでは、FRETを下の模式図を使って説明する。

蛍光共鳴エネルギー移動:FRET

FRETの模式図

FRETの原理

まず、蛍光分子を2つ用意する(青と黄色の長方形)。それぞれの蛍光分子を2つのタンパク(赤色の図形)にくっつける。

2つのタンパクに刺激が与えられると相互作用が起きる。 すると、タンパクは鍵穴と鍵の関係のようにくっつく状態になる。そうすると、2つの蛍光分子(青と黄色の長方形)が近づく状態となる。蛍光分子が離れている状態では、青の蛍光分子(青色の長方形)を励起すると、青の蛍光分子が発光する。一方、2つの蛍光分子が近づいている場合、ブルーの蛍光分子を励起すると黄色の蛍光分子が発光する。これがFRETである。

もともと、2つの蛍光分子はくっついていないので、

分子間の距離が1~10nmという非常に短いときのみエネルギーが移動して発光することから、分子生物学・生物物理学で蛋白質間相互作用の検出に応用される。

下の動画ではFRETが3Dアニメーションを使って説明されている。

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